『ひびかけ色のキセキ』のプレイ日記、2日目。
昨日は、どこかの戦場で森に潜む金髪の人物の様子を眺めました。
今日の日記は、その続きです。
魔法学校
軍からの情報を待つ人物
魔法使いたちを戦地に送り出す出陣パレードから2週間経った頃。
その国の都にある「魔法学校」の棟内では、一人の人物が、うららかな春の陽気の中で眠気に浸っていました。
その人物は、出陣していった軍からの情報を待っているようです。
軍も全然帰ってくる気配もないし 何も情報は入ってこない
このまま待っているだけでいいのかな……
ああ、ダメだ 何もいい案が思い浮かばない
なお、学校の施設内にて軍の情報を待つその人物は、実は、学生でも教員でもない部外者。 本職は、田舎で子供たち相手に教鞭をとる教職者であるようですが、現在は学期前の長期休暇を利用して、軍にまつわる何らかの行動のために、「魔法学校」へと潜り込んでいる模様。
諦めて戻ろうかな…… 新学期に間に合わなくなっちゃう
タイムリミットは、田舎の学校の新学期が始まるまで。
魔物と学生が現れる
その後、田舎の教職者にして魔法学校への侵入者「リジェ」が、何の作業をするでもなく一人まどろんでいると、突如、リジェの忍び込んでいたフロアに、魔物と、それに追われる学生「シイナ」が現れました。
魔物は、青色をしたゼリー状の体を持つ存在「スライム」。
シイナは、魔法使いの学校に通っている学生とはいえ、怪物の存在を目にするのは初めてであるらしく、慌てふためいています。
侵入者のリジェも、怪物の出現に対し、それなりに驚いては居ますが、さして取り乱すでもなく、極々手短に自己紹介を終えたシイナを庇い、スライムとの戦闘を始めました。
戦士の装いをしているでもないリジェが、自身を庇って魔物に正対することに疑問を抱くシイナ。 リジェはそんなシイナに対し――
大丈夫! これでも魔法使いやってたんだ
それに 為せば成る、為さねば成らぬ何事もって言うでしょ
――と、言ってのけます。
魔法「ラディエーション」「フリーズランサー」でスライムを蹴散らすリジェ
前作『Test of Magic』と同様、まずはスライムを相手取った、戦闘のチュートリアルが行われます。
リジェは、MP消費0の魔法「ラディエーション」と、冷気属性の基本魔法「フリーズランサー」をもって、スライムを撃破。
昔取った杵柄。 実は、魔法学校への侵入者リジェは、世界で唯一魔法を教えるこの「魔法学校」に、3年前までは生徒として通い、冷気属性の魔法を修めていたのです。
なお、『Test of Magic』からの進化点として、本作『ひびかけ色のキセキ』では、スキルの選択時に、各スキルの「効果値」を確認できるようになっていました。
たとえば、「ラディエーション」は「効果値:100」、「フリーズランサー」は「効果値:100x2」です。
目標項目達成
計2体のスライムを倒したリジェ
1体のスライム、そして、直後に現れたもう1体のスライムを撃破したリジェ。
見事な戦いぶりに、シイナからの尊敬を勝ち取ります。
す、すごいです、リジェさん!
当面の危機は去り、二人の話題は当然、スライムの存在について。
現役学生のシイナも、魔法学校OBのリジェも、スライムのような生き物の実在を知ったのは今が初めてのようです。
- リジェ
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何だったんだろう あんな変な生き物見たことないよ
Cited from ひびかけ色のキセキ - シイナ
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わたしも、何が何だかわからないです
Cited from ひびかけ色のキセキ
突如現れた道の生物。
現在戦地にて発生している、鋼鉄を用いる国との戦争と、何か関係があるのでしょうかね?
窓の外には地獄絵図
リジェの活躍により、リジェとシイナの居るフロアには、スライムの姿がなくなりました。 しかし、リジェが、ふと窓から、棟の外の地上を見やると、そこには地獄絵図が展開しています。
屋外に現れた魔物たちが、学校関係者を狩っているのです。
狩られる人間たちは、慌てて学校の敷地外へと逃げ出そうとしますが、魔法学校には緊急時に展開される防衛結界があり、その結界がために魔法学校の内外を分かつ門扉は固く閉ざされ、脱出を阻まれた人々はただ為す術もなく魔物の餌食となっていきました。
学校を護るための結界が、今は逆に、学校関係者を閉じ込める檻となっているのです……。
現在が、学期前の長期休暇中であるために、生徒の数は普段より少ないようですが、魔法の自主練習に来ているというシイナをはじめ、何人かの人間は、休暇中でも学校に訪れていたようです。
窓の外の光景から、自身らの置かれた状況の過酷さを思い知らされるリジェとシイナ。
だけど、シイナちゃんのことは 護ってみせるよ
リジェは、まだ魔法を使えないという未熟なシイナのことを護り抜こうと決意を新たにし、シイナも、リジェが学校に潜入してくれていて良かったと、リジェを慕います。
自身をまっすぐに尊敬してくるシイナに対し、リジェは――
何か気恥ずかしいな 本当に、私の生徒さんだったらいいのに
――と、自身が教職を勤める田舎の学校でのそれと同じく、教育者としての意識を抱きました。
行動を開始するリジェとシイナ
リジェとシイナは、現在のフロアでの二人だけでの籠城を選ばず、とりあえずの移動を開始しました。
階段を降りていき、この建物の出入り口を目指します。
戦い方を示していくリジェ
リジェは、道中現れる「スライム」や、その強化版の「ケミカルスライム」を相手に、シイナに対して戦い方を示していきます。
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「チャージ」によるMPの回復
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魔法「ウォーターヒール」でのHPの回復
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「Analyze」による敵情報の取得と、敵の行動ゲージを見ながらの「リアルタイムガード」
――などなど。
行動のタイミングを非常に把握しやすい「タイムライン」
前作『Test of Magic』の頃は、画面上部の「タイムライン」が敵味方の行動順を示すのみでしたが、本作『ひびかけ色のキセキ』では、画面右部のタイムライン上のキャラアイコンがダイナミックに上下動することで、敵味方の行動タイミングを直感的に把握できるようになりました。 この進化は、「リアルタイムガード」を非常に扱いやすくしてくれます。
- シイナ
-
でも……いつ行動するかわかったところで 何か意味があるのでしょうか?
- リジェ
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あるよ、大ありだよ シイナちゃん……
――とリジェ先生の言う通り、敵の行動タイミングをしっかり把握しての「リアルタイムガード」は、非常に有用です。
画面→端の「タイムライン」をよくよく観察して、味方が最速であれば味方の行動選択に備え、敵が最速であれば、タイミングよく「Xキー」を押下しての「リアルタイムガード」。
これで、敵からのダメージを抑えながらの、効率の良い戦闘を行うことができるでしょう。
敵のHPを数値で確認可能に
前作『Test of Magic』では、戦闘中の敵の残りHPはHPゲージでアナログ的に確認するのみであり、数値での確認はかないませんでした。
しかし、本作『ひびかけ色のキセキ』では、「Analyze」を行うことで、敵のHPも数値で確認可能になりました。
これにより、より適切な攻撃スキルの選択が可能になる筈です。
敵情報Lv.が不明瞭?
ところで、前作『Test of Magic』では、「エネミーサーチ」を行う前に、当該の種類の敵の、現在の「敵情報Lv.」を確認することが可能でした。
しかし、本作『ひびかけ色のキセキ』では、「Analyze」を行う際に、「敵情報Lv.」を確認することができません。
「Help」メニューの「バトルコマンド」によれば、本作でも敵情報Lv.は3がMax.であるようですが、敵情報が3になっているかどうかの確認ができないのは、やや不安です。
ただし、「Analyze」を一度行うだけでも――
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当該敵のHP
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当該敵の能力値
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当該敵の行動ゲージ
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当該敵のステート耐性
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当該敵の弱点
――はすべて参照可能になっているため、もしかすると、「Analyze」は一度行えば、それで敵情報Lv.を3に出来ているのかもしれません。
ケミカルスライムを撃破し、装備品とエナジーを入手
リジェの催眠術めいた指導により、魔法のコツを掴むシイナ
「ケミカルスライム」との戦闘の後、これまで魔法を使えた試しがないというシイナのために、リジェ先生が一計を案じてくれました。
あたかも催眠術師のようにシイナに語りかけ、シイナに、魔法を使用する際のコツを掴ませようというのです。
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シイナちゃんは…… 欲しいものがあるけど、お金がなくて買えません
Cited from ひびかけ色のキセキ -
そこでシイナちゃんは思いつきました!
お金で買えないならば 力ずくで奪ってしまえばいいと!
Cited from ひびかけ色のキセキ -
これが手に入れば 家に仕送りが出来る……、親に楽させることが出来る!
Cited from ひびかけ色のキセキ -
自分のことはどうなっても構わない! だからこの力で、何もかも手に入れるんだー
Cited from ひびかけ色のキセキ
――と。
すると、シイナの手からは、生まれて初めて、「黒」属性の魔法「ダークフォール」が放たれました!
ダークフォールは壁を崩落させ、衝撃と音によりスライムを呼び寄せてはしまいましたが、シイナが魔法のコツを掴めたことは確か。
リジェ先生いわく、「黒」属性とは――
収束、奪取、鎮静とか 力ずくだけど、押さえつける感じ
――の属性であるため、上記のようなワルい想像が、魔法の発動に利用できるようです。
――というところで、今日の日記を終わります。
今日は、リジェの潜入する「魔法学校」で魔物騒動が発生し、魔法学校の学生シイナが、生まれてはじめて魔法を発動しました。